列お湯物語

◆山形県-銀山温泉
今から500年ほどの昔のことです。康正2年(1457年)の秋も深まるころ、今の石川県である加賀の国金沢の人儀賀市郎左衛門によって、この地に銀鉱が開発されました。
それまでは静かだったこの地にもたくさんの鉱山夫が送り込まれ、日に日に賑わうようになっていきました。元和8年(1622年)には、幕府直轄の公儀の山として大いに栄え、多いときには戸数が49,000戸、人口220,000人にも達する勢いでした。
町は活気に満ちて、見違えるようになりました。しかし、その活気が長い間永続することは難しく、寛永の時代になると、鉱山は次第に衰え出していきました。
そしてそれに伴って町の活気も少しずつ衰えていきました。そんなある日のこと、鉱山で働く坑夫の一人が、いつものように銀脈を探すべく精を出していました。
坑夫は、地面を掘り下げていると、偶然にも川中に湧きいでる温泉を発見しました。
これ幸いと、さっそく見つけた温泉を利用することにしました。入浴してみると、お湯は非常に気持がよく、疲れがすーっととれていきました。
それから坑夫は川畔に浴槽を造り、毎日その温泉につかり疲れをいやしました。
その後は、この偶然発見されたいで湯を利用して湯治場に転換し、最上銀山の名で発展してきたということです。
泉質:含食塩硫化水素高温泉
温度:50〜80度
効能:筋肉痛、神経痛、やけど、慢性消化器病
山形県の北東部に位置し、宮城県との県境に近い山奥にある温泉です。
銀山川をはさんで旅館が立ち並び、独特の温泉情緒をかもしだしています。
銀山温泉はその名が示す通り、江戸時代は銀の産出地として有名で、常時1〜2万の人々が集まっていました。
近年でもレトロブームに乗じて人気が高まり、毎年多くの観光客が訪れています。
夏は涼しく避暑に最適で、冬は沢山の雪が降り格好のスキー場となるので、一年中楽しめる場所です。近くには、銀廃坑や鉱山に関わる史跡があり、この町ならではの観光名所が楽しめます。
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